技術・品証部門

2024.07.01

モジュラー手法による全国共用仕様の可能性

 当社は創業以来、全国47都道府県のさまざまな設置環境に対応するため、個々の条件に合わせたカスタム対応を行うことで、安心・安全な道路インフラの提供に貢献して参りました。

 一方で、日本の人口減の状況において、インフラの老朽化、維持管理は社会問題であり、個々の設置環境の要件に対し、個別にカスタム対応を継続していくことは、インフラの維持管理の負担を増やす要因のひとつであるため、対策が必要な状況です。

 本年度、当社は全国の信号機材(灯器、箱、柱)の実績データを活用し、設置環境におけるカスタマイズ性を維持しつつ、共通仕様を決めていくアプローチとして、モジュラー・マネジメント・ジャパン社が提供するモジュラー・マネジメント手法の有効性を確認できました。

※モジュラー・マネジメント・ジャパン社 https://www.modularmanagement.com/ja/

今後は、具体的な製品仕様を決めていくことで、持続的な道路インフラの安心安全の提供のため、具体的な製品において、仕様展開を進めて参ります。

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